特集 糖尿病のリアル—現場の「困った!」にとことん答えます。
糖尿病リアルQ&A
—Q4 生活指導—「診療の合間に医師ができる現実的な食事療法・運動療法の指導のコツは?」
坂根 直樹
1
1国立病院機構 京都医療センター 臨床研究センター 予防医学研究室
キーワード:
食事指導
,
ポーションコントロール
,
刺激統制法
,
セルフモニタリング
,
運動指導
,
歩数
,
フレイル
Keyword:
食事指導
,
ポーションコントロール
,
刺激統制法
,
セルフモニタリング
,
運動指導
,
歩数
,
フレイル
pp.337-340
発行日 2018年3月15日
Published Date 2018/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201394
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食事指導の“リアル”
Case1
患者:54歳、女性。肥満を伴う2型糖尿病。
現病歴:20歳頃には体重52kg前後であったが、3人の子どもを産むごとに体重が増えてきたという。現在、体重は70kgでBMIは28.8kg/m2(身長156cm)。最近、血糖コントロールもHbA1c 8%前後と不良気味である。年末年始になると、体重がさらに増加し、血糖コントロールも悪化する。しかし、本人は「そんなに食べていない」と訴える。カロリー計算をさせようと思うが、“面倒くさがりや”のようである。さらに、膝の痛みがあり、歩く量も少なくなっているようである。
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