特集 総合診療の“夜明け”—キーマンが語り尽くした「来し方、行く末」
【座談会③】—2000年代 3学会合併と日本プライマリ・ケア連合学会の発足—家庭医+病院総合医=日本独自の新たなジェネラリスト像
津田 司
1
,
小泉 俊三
2
,
前沢 政次
3,4
,
藤沼 康樹
5
1家庭医医療学研究所
2東光会七条診療所
3ひまわりクリニックきょうごく
4地域医療教育研究所
5医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
キーワード:
日本プライマリ・ケア連合学会
,
日本プライマリ・ケア学会
,
日本家庭医療学会
,
日本総合診療医学会
,
プライマリ・ケア
,
家庭医
,
病院総合医
,
地域医療
,
学問体系
,
公益性
,
生涯教育
,
新専門医制度
,
総合診療専門医
Keyword:
日本プライマリ・ケア連合学会
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日本家庭医療学会
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日本総合診療医学会
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プライマリ・ケア
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家庭医
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病院総合医
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学問体系
,
公益性
,
生涯教育
,
新専門医制度
,
総合診療専門医
pp.48-59
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200730
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2010年4月、ジェネラリストのための新たな学会として、「日本プライマリ・ケア連合学会」(以下、PC連合学会)が誕生した。「日本プライマリ・ケア学会」(以下、PC学会)、「日本家庭医療学会」(以下、FM学会)、「日本総合診療医学会」(以下、GM学会)を合併したものである。学会が新設されたり分派することはあっても、統合されるというのは異例のことだ。旧3学会は、この“ウルトラC”を、いかにして実現したのか?
本稿において、この合併は“結婚”に喩えられる。結婚には、それ以前にもそれ以後にも、大なり小なりの困難を伴うことは、誰もが少なからず実感するところだろう。“結婚話”がもちあがったのは2006年。この4年間にどのような議論があり、合併に至ったのか? 本座談会では、その当事者に、当時の葛藤と希望を詳らかに語っていただいた。立場を異にする面もあった旧3学会合併のプロセスは、これからのジェネラリスト、そして総合診療の未来へのヒントに溢れている。(編集室)
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