特集 新たな専門医制度と病院
新たな専門医制度を踏まえた総合診療専門医の在り方と養成
草場 鉄周
1,2
,
丸山 泉
1,3
1日本プライマリ・ケア連合学会
2北海道家庭医療学センター
3医療法人社団豊泉会 丸山病院
キーワード:
総合診療専門医
,
プライマリ・ケア
,
超高齢化
,
地域を診る医師
,
専門研修プログラム
Keyword:
総合診療専門医
,
プライマリ・ケア
,
超高齢化
,
地域を診る医師
,
専門研修プログラム
pp.951-957
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102675
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新たな専門医制度の到来は21世紀の日本の医療の在り方に大きな影響を与えると同時に,プライマリ・ケアの発展にも大きな道を開くものとなった,と後世の人からは評価されるのではないだろうか.なぜなら,日本の医療システムにおいて欠けていた大きなミッシングリンクこそがこの総合診療専門医であり,この30年間必要性が叫ばれたシステムがようやくここに始動するからである.この項ではその意義を概説しながら,日本プライマリ・ケア連合学会が抱く新たな専門医制度に対する期待,そしてそこで果たしうる総合診療専門医の在り方と育成について論じていきたい.
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