特集 総合診療の“夜明け”—キーマンが語り尽くした「来し方、行く末」
【座談会②】—1990年代 総合診療の勃興期と、その発展のジレンマ—“病院総合医”の来た道、行く道
松村 理司
1
,
伊藤 澄信
2
,
箕輪 良行
3
,
徳田 安春
4
1洛和会ヘルスケアシステム
2国立病院機構本部 総合研究センター
3地域医療機能推進機構 東京高輪病院
4臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄副センター
キーワード:
病院総合医
,
地域医療
,
国立病院
,
中小病院
,
自治医科大学
,
大リーガー医
,
救急総合診療
,
第3のジェネラリスト
,
ホスピタリスト
,
臨床研修必修化
,
新専門医制度
,
総合診療専門医
,
outcome based education
Keyword:
病院総合医
,
地域医療
,
国立病院
,
中小病院
,
自治医科大学
,
大リーガー医
,
救急総合診療
,
第3のジェネラリスト
,
ホスピタリスト
,
臨床研修必修化
,
新専門医制度
,
総合診療専門医
,
outcome based education
pp.34-46
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200728
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1970年代後半から90年代にかけ、各地の病院に「総合診療部門」が続々と設立された。本座談会に集まったのは、その創成期から今日に至るまで、それぞれ独自のやり方で、総合診療を発展させてきた“病院総合医”たちである。スペシャリスト志向が根強いなか、どんな困難に直面し、いかに乗り越えてきたのか? そのプロセスを振り返っていただいた。
病院の規模やタイプ、地域性は異なるが、共通するキーワードは「ジェネラリストの教育」だ。その裏には、自身がどんな医師になりたいか、そして、どんな医師を育てたいのか、という熱い思いがあった。90年代は、卒直後から総合診療を学ぶ医師が徐々に増えてきた時期である。そして今、時代に求められる、さまざまなジェネラリスト像とは? 「総合診療医」の養成・教育の展望が語られた。(編集室)
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