特集 神経難病ケアのコペルニクス的転回
【症状コントロールの進歩】
神経難病リハビリテーションの進歩
髙橋 修
1
1独立行政法人国立病院機構新潟病院・リハビリテーション科
キーワード:
神経難病
,
リハビリテーション
,
HAL
,
川平法
,
ホイスト
Keyword:
神経難病
,
リハビリテーション
,
HAL
,
川平法
,
ホイスト
pp.242-245
発行日 2015年3月15日
Published Date 2015/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200147
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「こどもとおとなのためのリハビリテーション」のキー・コンセプトの共有
神経難病リハビリテーションの基本は,人の一生を捉えた生涯発達支援である.重篤な障害,進行性の難病と共に生きる患者・家族を,症状緩和の視点だけでなく,どんなに症状が進行しても発達物語として支援する.
子どもは成長するが,高齢者は老化するだけであるという“老化物語”では,高齢者が障害や病気を克服することは困難である.たとえ加齢による変化であっても,人はある意味では絶え間なく成長発達していると考える「生涯発達支援モデル」に切り替える.そして,日常生活動作の調整支援(G1)や随意運動支援プログラム(G2)をリハビリテーションに組み合わせることで,あらゆる疾患・障害,年齢層に対して,一貫した支援が容易となる.
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