みるトレ
Case 84
岩崎 靖
1
1愛知医科大学加齢医科学研究所
pp.163-164
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200085
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Case 84
患者:52歳,男性.
既往歴:特記すべき既往症や治療中の疾患はない.
現病歴:10日前に下痢と微熱,感冒症状を自覚したが,数日で自然軽快していた.昨日の午後から両手のしびれ感,今朝から四肢の脱力感が出現したため神経内科を受診し入院となった.
神経学的所見:意識は清明であった.四肢の腱反射は消失していたが,病的反射は認めなかった.入院後,呼吸筋麻痺が出現したため挿管,人工呼吸器管理となった.四肢の筋力低下も急速に進行し,弛緩性四肢麻痺を呈した(図1).
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