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特集 肝胆膵疾患に挑む―次世代へのメッセージ
各論
肝門部胆管癌の外科治療―手術適応拡大と安全性向上を求めて
Surgical treatment for perihilar cholangiocarcinoma:Expansion of surgical indication with reduced morbidity and mortality
梛野 正人
1
Masato NAGINO
1
1名古屋大学大学院 腫瘍外科
1Division of Surgical Oncology, Department of Surgery Nagoya University Graduate School of Medicine
キーワード:
肝門部胆管癌
,
外科治療
,
拡大手術
Keyword:
肝門部胆管癌
,
外科治療
,
拡大手術
pp.592-600
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100641
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要旨
肝門部胆管癌の外科治療について,これまで自身の歩いてきた道を振り返るとともに今後の展望について述べた.広範囲肝切除が標準術式となり,PDの併施,脈管の合併切除・再建も安全に行えるようになってきている.手術適応の拡大にもかかわらず,手術死亡率は約1%にまで低下し,予後も着実に改善している.肝門部胆管癌は拡大切除によるbenefitが大いに期待できる疾患であり,とにかく切除を諦めない姿勢が重要である.
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