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特集 肝門部胆管癌の進展度診断―画像でどこまでわかるか
序/肝門部胆管癌の治療戦略―外科医が術前画像に求めるもの
Which Diagnostic Imagings are Essential for Staging of Hilar Cholangiocarcinoma ?
梛野 正人
1
,
二村 雄次
1
Masato NAGINO
1
,
Yuji NIMURA
1
1名古屋大学大学院医学系研究科器官調節外科(旧第一外科)
1First Department of Surgery,Nagoya University School of Medicine
キーワード:
肝門部胆管癌
,
画像診断
,
進展度診断
Keyword:
肝門部胆管癌
,
画像診断
,
進展度診断
pp.335-336
発行日 2004年5月15日
Published Date 2004/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100318
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- Abstract 文献概要
肝門部胆管癌に対する適切な切除術式を立案するには,正確な癌の進展度診断と肝機能評価が必要となる.このうち進展度診断の主役となるのが,各種modalityを用いた画像診断検査である.本稿では,外科医である筆者からみた肝門部胆管癌の術前画像診断について,若干の私見を述べる.
MDCTの出現
『外科医が術前画像に求めるもの』という命題に入る前にまず述べておきたいのは,MDCTの出現により肝胆膵領域の画像診断体系が大きく変化しつつあるという事実である.MDCTの情報から構築される肝動脈・門脈・肝静脈の三次元画像により,腹部血管造影や経皮経肝門脈造影などの侵襲的検査は駆逐されつつある.
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