Japanese
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特集 肝細胞癌の病態と新しい治療戦略
ダイナミックCTによる肝細胞癌の治療効果判定と再発診断
The Findings of Dynamic CT in the Diagnosis of Therapeutic Effect and Recurrence After Local Ablation Therapy for Hepatocellular Carcinoma
塚本 達明
1
,
市川 智章
1
,
荒木 力
1
Tatsuaki TSUKAMOTO
1
,
Tomoaki ICHIKAWA
1
,
Tsutomu ARAKI
1
1山梨医科大学放射線科
1Department of Radiology, Yamanashi Medical University
キーワード:
肝細胞癌
,
経皮的エタノール注入療法
,
マイクロ波凝固療法
,
ラジオ波熱凝固療法
,
CT
Keyword:
肝細胞癌
,
経皮的エタノール注入療法
,
マイクロ波凝固療法
,
ラジオ波熱凝固療法
,
CT
pp.465-472
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900436
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肝局所療法には経皮的エタノール注入療法(PEIT:percutaneous ethanol injection),マイクロ波凝固療法(MCT:microwave coagulationtherapy),ラジオ波熱凝固療法(RFA:radio-frequency ablation)が一般的となっている.それぞれの手技に長所・短所があり,症例に合わせて選択するのが望ましい.局所療法後の治療効果の判定は一般的にダイナミックCTによって行われる.治療後は,治療部位に一致して類円形の低濃度域が見られ,動脈相でこれを取り囲むようなリング状の造影効果が見られる.このリング状の造影効果は治療後1か月程度では消失しないが,2~3か月後に消失する.したがって,治療終了から2~3か月後にダイナミックCTにより治療効果を判定するのが望ましいと言える.
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