State of the Art
通常型膵管癌との鑑別を要した膵IPMCの1例
高山 玲子
1
,
直田 浩明
1
,
今井 奈緒子
1
,
藤原 雅也
1
,
金子 昌史
1
,
浦出 伸治
1
,
玉置 久雄
2
,
三田 孝行
2
,
岩田 真
2
,
小林 基之
2
,
松田 明敏
2
,
松井 俊樹
2
,
福留 寿生
3
,
小林 一彦
1
1松阪中央総合病院 消化器内科
2松阪中央総合病院 外科
3松阪中央総合病院 病理
pp.642-647
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100309
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症例
患者 40歳代,女性.
主訴 上腹部痛,背部痛.
生活歴 飲酒;ビール2l/日,喫煙;40本/日,ともに29年間.
家族歴 特記事項なし.
現病歴 2008年3月上旬より上腹部痛と背部痛を自覚し,近医を受診した.腹部USにて膵体部付近に低エコー腫瘤を認め,当院に紹介された.
現症 腹部は平坦,軟.上腹部に軽度の圧痛あり.
血液生化学所見 末梢血液正常,T-Bil 0.7mg/dl,AST 27IU/l,ALT 42IU/l,LDH 166IU/l,ALP 418IU/l,γ-GTP 377IU/l,AMY 39IU/l,U-AMY 110IU/l,FBS 151mg/dl,T-chol 262mg/dl,CRP 0.16mg/dl,HbA1C 8.0%,CEA 5.3ng/ml,CA19-9 522U/ml,DUPAN-2 257U/ml.
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