State of the Art
IPMC由来浸潤癌の1例
石渡 裕俊
1
,
林 毅
1
,
庵原 秀之
1
,
木村 康利
2
,
信岡 隆幸
2
,
新津 洋司郎
1
1札幌医科大学・第四内科
2札幌医科大学・第一外科
pp.390-394
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100600
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患者 50歳,女性.
主訴 上腹部痛.
既往歴 糖尿病(食事療法).
現病歴 2005年4月下旬に上腹部痛を認め近医受診し,急性膵炎(軽症)と診断され入院加療を受けた.この際CTで膵頭部に低吸収域を認めたが,膵癌としては非典型であり経過観察となっていた.しかし,5月下旬に再度膵炎を発症し入院した.保存的治療で改善したが,PETで同領域に集積を認め,膵癌を疑われ6月当科紹介入院となった.
入院時現症 特記すべき異常所見なし.
入院時検査所見 膵酵素,腫瘍マーカー(CEA,CA19―9)を含め異常値を認めなかった.
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