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特集 胆管狭窄に迫る―悪性との鑑別が問題となる良性胆管狭窄
癌との鑑別が問題となった良性胆管狭窄切除例の検討
肝内胆管癌疑診例
Benign intrahepatic bile duct stricture mimicking intrahepatic cholangiocarcinoma
青木 琢
1
,
國土 典宏
1
Taku AOKI
1
,
Norihiro KOKUDO
1
1東京大学大学院 医学系研究科 肝胆膵外科学
1Division of Hepato-Biliary-Pancreatic and Transplantation Surgery,Department of Surgery,Graduate School of Medicine,The University of Tokyo,Tokyo
キーワード:
良性胆道狭窄
,
肝内胆管
,
肝内結石
Keyword:
良性胆道狭窄
,
肝内胆管
,
肝内結石
pp.341-347
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100267
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要旨
肝内胆管に限局した良性胆道狭窄は極めて稀であり,肝内結石を伴わない症例の報告はこれまで10例に満たない.肝内結石を合併した症例を含めても,その頻度は低いと考えられる.良悪性の鑑別は画像上は困難であると考えられ,近年の画像診断,および内視鏡技術の進歩によって,より詳細な検討が可能になってきているものの,完全に悪性腫瘍を除外しきれない症例が多い.少数ではあるが自験例を呈示し,画像,および手術所見を検討する.
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