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特集 肝内胆管癌の肉眼分類と画像
肝内胆管癌の肉眼分類と病理の対比
Comparison of Gross Classification and Pathology of Cholangiocarcinoma
田口 順
1
,
神代 正道
1
Jun TAGUCHI
1
,
Masamichi KOJIRO
1
1久留米大学医学部第一病理学
1Department of Pathology, Kurume University School of Medicine
キーワード:
肝内胆管癌
,
原発性肝癌取扱い規約
,
肝内結石
,
細胆管癌
Keyword:
肝内胆管癌
,
原発性肝癌取扱い規約
,
肝内結石
,
細胆管癌
pp.567-572
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900326
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肝内胆管癌の外科切除症例数の増加とともに,比較的早期の段階の肝内胆管癌(胆管癌)の発育形式が明らかになってきた.「原発性肝癌取扱い規約・第4版」では胆管癌の肉眼分類が提唱されており,腫瘤形成型,胆管浸潤型,胆管内発育型を基本型としている.胆管癌の組織型は高分化型腺癌あるいは中分化型腺癌が大部分を占め,低分化型腺癌は少ない.また,一般に胆管浸潤型には高分化型腺癌あるいは乳頭状腺癌が多く,胆管内発育型も乳頭状腺癌が多い.胆管癌の肉眼型により,その腫瘍の特徴あるいは臨床経過が異なってくるため腫瘍の増殖形態を正確に把握することが必要である.
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