Japanese
English
原著
直接的経口胆管鏡の有用性と問題点
Peroral Direct Cholangioscopy:Advantages and Problems
宇野 良治
1,2
,
長岡 康裕
1
,
白井 剛志
1
Yoshiharu UNO
1,2
,
Yasuhiro NAGAOKA
1
,
Tsuyoshi SHIRAI
1
1稲積記念病院消化器科
2東邦大学医学部消化器内科(大森)
1Division of Gastroenterology, Inazumi Memorial Hospital, Sapporo
2Department of Gastroenterology, Toho University School of Medicine, Tokyo
キーワード:
直接的経口胆管鏡
,
総胆管結石
,
総胆管腫瘍
Keyword:
直接的経口胆管鏡
,
総胆管結石
,
総胆管腫瘍
pp.173-178
発行日 2008年3月15日
Published Date 2008/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100030
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要旨 直接的経口胆管鏡検査(Peroral direct cholangioscopy;以下PDCS)を3種類の上部消化管観察用の超細径内視鏡(XP260,N260,XEG-530NP)を使用して行った.合計43回のPDCSの内訳は胆管結石に関係した22例の31回,総胆管腫瘍に関係した9例12回であった.総胆管結石症例のうち6例はEHLによる砕石術を行った.すべての手技で総胆管へ挿入が可能であったが,XP260とN260は深部挿入に優れていた.一方,XEG-530NPは腫瘍の観察能力に優れていた.対象の約8割が70歳以上で7割に傍乳頭憩室を併発していたが,PDCSに由来する合併症は認めなかった.
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