Japanese
English
特集 Up-to-date総胆管結石症治療
経皮的胆管鏡による切石術
Percutaneous cholangioscopic lithotripsy
山川 達郎
1
1帝京大学医学部付属溝口病院外科
キーワード:
遺残結石
,
retained biliary tract stones
,
胆管鏡下切石術
,
cholangioscopic stone-extraction technique
,
術後胆管鏡postoperative cholangioscopy
,
経皮経肝的胆管鏡
,
percutaneous transhepatic cholangioscopy
,
総胆管結石
,
common bile duct stones
Keyword:
遺残結石
,
retained biliary tract stones
,
胆管鏡下切石術
,
cholangioscopic stone-extraction technique
,
術後胆管鏡postoperative cholangioscopy
,
経皮経肝的胆管鏡
,
percutaneous transhepatic cholangioscopy
,
総胆管結石
,
common bile duct stones
pp.859-865
発行日 1993年7月20日
Published Date 1993/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407901196
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本稿では,胆道ファイバースコープ開発以来18年間に経験した遺残胆管結石症例の内視鏡的治療をもとに,T-tube瘻孔を介して行う術後胆管鏡と経皮経肝的胆管鏡の手技を解説すると同時に,各々の総胆管結石に対する臨床的意義について述べた.本法は,経十二指腸的アプローチ不能な遺残総胆管結石や肝内結石の摘出以外にも,胆管良・悪性疾患の診断,治療など多目的に用いうる有用な方法である.胆道外科に従事する外科医が,瘻孔さえ維持されていれば繰り返し施行可能である本法の利点と術中検索法の限界を補うきわめて重要な手技であることを認識し,本法をよりroutine化するならば,胆道結石で過度な手術,無意味な再手術を患者に強いることは少なくなり,その治療成績はさらに向上するものと確信している.
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