Japanese
English
特集 肝脂肪沈着の病態と画像
肝脂肪沈着の病理―病理学的分類と臨床の接点
Pathological Appearance of Fatty Liver;Droplet Appearance and Intrahepatic Distribution
中野 雅行
1
Masayuki NAKANO
1
1国立千葉医療センター研究検査科
1National Hospital Organization, Chiba Medical Center, Division of Clinical Investigation
キーワード:
肝細胞脂肪化
,
大滴脂肪化
,
小滴脂肪化
,
泡沫脂肪化
,
早期肝細胞癌
Keyword:
肝細胞脂肪化
,
大滴脂肪化
,
小滴脂肪化
,
泡沫脂肪化
,
早期肝細胞癌
pp.11-16
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100003
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要旨
脂肪沈着の病理として病理組織分類と画像との接点を模索して,肝細胞の脂肪化の機序,肝細胞の脂肪滴の発生状況およびその形態とその肝臓内での分布について述べた.脂肪滴の形態は微小滴,小滴,大滴,泡沫状等様々な大きさによるバリエーションがある.肝臓内の分布様式はびまん性(小葉中心帯,中間帯,辺縁帯)と非びまん性(局所性)脂肪化がある.後者は結節性病変として腫瘍,特に早期肝細胞癌が含まれているので診断に重要性がある.微妙な画像所見からそれらを鑑別して診断していただきたい.
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