Japanese
English
特集 門脈圧亢進症の病態と治療
門脈血流量の定量法
Quantitative Measurement of Portal Venous Volume Flow
川崎 俊彦
1
,
工藤 正俊
1
Toshihiko KAWASAKI
1
,
Masatoshi KUDO
1
1近畿大学医学部消化器内科
1Department of Gastroenterology and Hepatology, Kinki University School of Medicine
キーワード:
超音波ドプラ法
,
血流プロファイル
,
Time domain correlation
,
門脈血流量
Keyword:
超音波ドプラ法
,
血流プロファイル
,
Time domain correlation
,
門脈血流量
pp.735-741
発行日 2001年11月15日
Published Date 2001/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900348
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超音波を用いた門脈血流の定量的測定と言えば,従来は超音波ドプラ法を用いた方法を意味していた.超音波ドプラ法による門脈血流測定は,臨床の場で多くの有用な情報を提供してきたが,その正確さについての疑念もあり,世界的に広く用いられている方法ではなかった.
今後,time domain correlationの原理を応用したcolor velocity imaging quantification (CVI-Q)などの血流プロファイルを考慮した測定法の登場により,さらに正確な測定が可能となり,ますます臨床での有用性が高まるものと思われる.
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