Japanese
English
連載 初心者のための超音波診断―体外式US・4
脾臓・門脈・脈管系の超音波診断
Ultrasonogram of the Spleen,the Portal Vein and the Vascular System
井利 雅信
1
,
松澤 一彦
2
,
竹原 靖明
3
Masanobu IRI
1
,
Kazuhiko MATSUZAWA
2
,
Yasuaki TAKEHARA
3
1公立学校共済組合関東中央病院外科
2公立学校共済組合関東中央病院画像診断科
3東京紙商健保組合診療所
キーワード:
超音波診断
,
脾臓
,
門脈
,
脈管
Keyword:
超音波診断
,
脾臓
,
門脈
,
脈管
pp.579-585
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900086
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脾臓の描出と超音波解剖
1.脾臓の基本的な走査と形状
脾臓は左上腹部背側の横隔膜直下で,左第9~11肋骨の高さにある楕円形の臓器で,横隔膜に接する部分は凸に弯曲し,その長軸は左第10肋骨の走行に一致することが多い.
通常,描出には左肋間走査が用いられるが,上外後方の一部が肺に,前面が胃および左結腸曲に覆われるため,左肋弓下走査では描出できないことが多く,左肋間走査でも通常は全体の約3分の2しか描出されない.
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