Japanese
English
特集 胆管癌の進展度診断
CT, MRI,超音波を用いた肝内胆管癌の進展度診断
Imaging Diagnosis or Progression of Intrahepatic Cholangiocarcinoma
高安 賢一
1
,
水口 安則
1
,
村松 幸男
1
,
村越 直人
2
Kenichi TAKAYASU
1
,
Yasunori MIZUGUCHI
1
,
Yukio MURAMATSU
1
,
Naoto MURAKOSHI
2
1国立がんセンター中央病院放射線診断部
2国保旭中央病院内科
1Department of Diagnostic Radiology, National Cancer Center Hospital
2Department of Internal Medicine, Asahi General Hospital
キーワード:
肝内胆管癌
,
CT
,
MRL超音波
Keyword:
肝内胆管癌
,
CT
,
MRL超音波
pp.174-182
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900026
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肝内胆管癌の質的診断と脈管を中心とした進展度診断について,CT,MRI,超音波像を用いてその特徴を述べた.造影CTおよびMRIでは,早期相で腫瘍の辺縁が濃染し,晩期相で辺縁部が低吸収で中心部が高吸収領域になってくれば,診断は容易である.一方,胆管癌による主要な脈管(門脈や動脈,そして肝静脈)への浸潤閉塞は,MRIの冠状断やカラードプラによって鮮明に描出することができる.癌腫と脈管の三次元的立体構築を把握することができ,癌腫の内部に門脈や肝静脈が取り残されている症例が少なからずあることが判明した.
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