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特集 肝内胆管癌の肉眼分類と画像
超音波検査による肝内胆管癌の肉眼分類別画像
Ultrasonographic Findings of Intrahepatic Cholangiocarcinomas ; According to the Macroscopic Classification
山本 奈都子
1
,
水口 安則
1
Natsuko YAMAMOTO
1
,
Yasunori MIZUGUCHI
1
1国立がんセンター中央病院放射線診断部
1Department of Diagnostic Radiology, National Cancer Center Hospital
キーワード:
肝内胆管癌
,
肉眼型分類
,
超音波診断
Keyword:
肝内胆管癌
,
肉眼型分類
,
超音波診断
pp.575-581
発行日 2001年9月15日
Published Date 2001/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900327
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超音波検査による肉眼分類別の画像の特徴について,カラードプラ法,造影超音波の所見を併せ概説した.腫瘤形成型では,不均一に厚い辺縁低エコー帯を持つことが多く,内部エコーは種々のパターンを呈する.腫瘍に伴う末梢胆管の拡張,および腫瘍内の脈管構造の把握も,的確な質的または量的診断のために重要である.胆管浸潤型では,腫瘍そのものの描出が困難である場合がある.しかし,拡張胆管の断裂像や先細り像を捉えることで,腫瘍の存在診断をすることが可能である.胆管内発育型では,拡張胆管内の腫瘍を描出し得ることが多く,診断に役立つ.また,われわれの初期経験例での造影パターンを若干例紹介した.
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