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特集 外科が求める肝・胆道癌の術前画像
肝・胆道外科解剖を三次元で知る
3D Anatomy of the Liver and the Bile Duct
加藤 高明
1
,
高山 忠利
1
Komei KATO
1
,
Tadatoshi TAKAYAMA
1
1日本大学医学部外科学講座外科3部門
1Third Department of Surgery,Nihon University School of Medicine
キーワード:
肝胆道解剖
,
三次元
,
肝区域
,
Couinaud分類
Keyword:
肝胆道解剖
,
三次元
,
肝区域
,
Couinaud分類
pp.314-320
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100457
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要旨 肝胆道の構造は多様で,種々の変異を有する.多様性を一元的に捉えるには共通した構造原理を知らなければならない.肝の存在する空間を理解すること,臓器の長軸を知ること,腹壁,他臓器,肝区域の位置を理解することが重要である.
肝区域の境界部診断においてコンセンサスの得られていない領域がある.主な理由は個体差が著しい門脈枝が分布する領域では肝区域の境界に多様性が生じてしまうためである.術前診断を考慮した場合には門脈の走行から区域を決めることが肝要で,詳細な検討による立体的な把握が必要である.
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