Japanese
English
特集 外科が求める肝・胆道癌の術前画像
肝・胆道癌の三次元的進展度診断―体外式USを中心に
Three-dimentional Diagnosis of the Extension of Hepato-Biliary Carcinoma:Usefullness of Extracorporeal US
久米 明倫
1
,
二村 雄次
1
Akimichi KUME
1
,
Yuji NIMURA
1
1名古屋大学大学院医学研究科器官調節外科学(旧第一外科)
1First Department of Surgery,Nagoya University School of Medicine
キーワード:
肝癌
,
胆道癌
,
進展度診断
,
三次元
,
超音波検査
Keyword:
肝癌
,
胆道癌
,
進展度診断
,
三次元
,
超音波検査
pp.321-327
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100458
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要旨 USを中心にした肝・胆道癌の立体的進展度診断法を述べた.USは肝癌の血管内腫瘍栓,門脈や肝静脈への壁浸潤の有無;胆管細胞癌からの広範な肝内,肝外神経周囲侵襲;進行胆囊癌の肝内直接浸潤,肝十二指腸間膜浸潤,門脈,肝動脈浸潤の有無;肝門部胆管癌の肝門部門脈への浸潤の有無;上・中・下部胆管癌の門脈や右肝動脈浸潤の有無の診断に有用であるが,一方では肝癌の胆管内腫瘍栓,下大静脈壁浸潤;早期胆囊癌の深達度;胆囊癌や胆管癌の膵頭十二指腸切除の必要性の診断では他の検査に劣るため,それぞれの項目に適した検査を行う必要がある.USは,よく見える症例に限れば,極めて有用である.
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