Japanese
English
特集 稀な肝悪性腫瘍―画像と病理
肝悪性腫瘍の病理
Pathology of Malignant Tumors of the Liver
神代 正道
1
Masamichi KOJIRO
1
1久留米大学医学部病理学
1The Department of Pathology,Kurume University School of Medicine
キーワード:
硬化型肝癌
,
病理
,
肝悪性腫瘍
Keyword:
硬化型肝癌
,
病理
,
肝悪性腫瘍
pp.463-467
発行日 2003年7月15日
Published Date 2003/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100431
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要旨 硬化型肝癌は臨床的には胆管細胞癌と,病理学的にはFibrolamellar carcinomaとの鑑別が問題となることがあり,細胆管癌は組織発生学的観点から,肉腫様肝癌は肉腫様変化の発生機序について議論がある.非上皮性腫瘍では類上皮血管内皮腫が病理診断で偽炎症性腫瘍や癌転移と誤診されることがあり,血管肉腫はきわめて稀であるがトロトラスト,砒素,塩化ビニール曝露の晩発障害として好発することに留意する必要がある.
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