Japanese
English
特集 肝囊胞性病変―画像と病理
腫瘍性肝囊胞性病変の病理
Pathology of Neoplastic Liver Cysts
神代 正道
1
Masamichi KOJIRO
1
1久留米大学医学部病理学
1The Department of Pathology,Kurume University School of Medicine
キーワード:
囊胞性肝病変
,
胆管囊胞腺腫(biliary cystadenoma)
,
胆管囊胞腺癌(biliary cystadenocarcinoma)
Keyword:
囊胞性肝病変
,
胆管囊胞腺腫(biliary cystadenoma)
,
胆管囊胞腺癌(biliary cystadenocarcinoma)
pp.67-71
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100514
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要旨 肝臓における真の腫瘍性囊胞性病変は比較的稀であるが,胆管囊胞腺腫および胆管囊胞腺癌が代表的なものとして挙げられる.胆管囊胞腺腫は圧倒的に女性に多く,さらに形態的には卵巣囊腫にみられる間葉性間質を有することから,同様の所見を呈する膵の粘液性囊胞腫瘍(MCT)の存在とも併せ,その組織発生について関心を集めている.なお,囊胞性変化を伴う胆管細胞癌も少なくないが,胆管囊胞腺癌と混同しないよう注意を要する.
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