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特集 手術に役立つ蛍光法のすべて
IV. 肝胆膵
3.共焦点内視鏡によるオプティカルバイオプシーは肝胆膵腫瘍の鑑別診断に有用か
Optical biopsy using confocal laser endomicroscopy
河口 義邦
1
,
松村 優
1
,
高尾 幹也
1
,
真木 治文
1
,
長谷川 潔
1
Y. Kawaguchi
1
,
M. Matsumura
1
,
M. Takao
1
,
H. Maki
1
,
K. Hasegawa
1
1東京大学肝胆膵外科,人工臓器・移植外科
キーワード:
共焦点レーザー顕微内視鏡
,
肝悪性腫瘍
,
肝細胞癌
,
胆道癌
Keyword:
共焦点レーザー顕微内視鏡
,
肝悪性腫瘍
,
肝細胞癌
,
胆道癌
pp.1282-1286
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1282
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肝胆膵腫瘍に対する手術では腫瘍の診断,解剖の把握のために入念な術前検査を行い準備している.さらに術中にも術前検査・診断を行う必要がある.目的は大きく分けて以下の二つである.①術前検査で描出されなかった新規腫瘍の同定,②切除断端の評価を目的とした術中迅速診断.後者の判定方法は,病理医の判定による迅速病理診断が確立した術中診断方法となる.近年では共焦点レーザー顕微内視鏡を用いた内視鏡診断法が内科領域の新しいモダリティとして報告が増えている.しかしながら同技術の外科領域への応用に関する報告は限定的である.われわれは共焦点レーザー顕微内視鏡を肝悪性腫瘍や胆道悪性腫瘍の切除検体に応用し,その癌診断能について評価を行ったためその結果について詳述する.
© Nankodo Co., Ltd., 2022