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特集 外科が求める膵腫瘍の術前画像
CTによる膵周囲浸潤の術前診断
Peripancreatic Invasion of the Pancreatic Carcinoma:Helical CT Evaluation
山田 康成
1
,
森 宣
1
,
松本 俊郎
1
Yasunari YAMADA
1
,
Hiromu MORI
1
,
Shunrou MATSUMOTO
1
1大分医科大学医学部腫瘍病態制御講座放射線医学
1Department of Radiology,Oita Medical University
キーワード:
膵癌
,
進展度診断
,
ヘリカルCT
Keyword:
膵癌
,
進展度診断
,
ヘリカルCT
pp.635-642
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100411
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要旨 近年,CT検査は膵臓の悪性腫瘍の存在診断,質的診断,進展度診断に関して他の画像診断法と比較して優れた評価を得ている.特に治療方針の決定には腫瘍の膵周囲への進展度診断が重要となる.CTにおける進展度診断に際しては,膵臓と周囲の組織,特に膵周囲小動静脈を含めた血管系や膵外神経叢および小腸間膜,横行結腸間膜などとの解剖学的位置関係を十分に理解したうえで診断することが重要である.本稿ではヘリカルCTによる膵癌の進展度診断について特に膵周囲組織との解剖学的位置関係に着目し概説した.
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