Japanese
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特集 肝胆膵の最新三次元画像
立体画像を駆使した肝胆道癌に対するSimulation Surgery
The Usefulness of 3D Image Generated Simulation Surgery
竜 崇正
1
,
趙 明浩
1
,
高山 亘
1
Munemasa RYU
1
,
Akihiro CHO
1
,
Wataru TAKAYAMA
1
1千葉県立佐原病院外科
1Division of Surgery,Chiba Prefectural Sawara Hospital
キーワード:
肝切除
,
Simulation surgery
,
anterior fissure
Keyword:
肝切除
,
Simulation surgery
,
anterior fissure
pp.847-854
発行日 2003年11月15日
Published Date 2003/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100395
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要旨 Simulation surgeryは今までの人体解剖で得られていた知識は,必ずしもその患者自身にすべてあてはまるものではなかった.しかし患者自身の詳細なこの立体解剖が手術前に得られ,今まで頭の中で組み立てていた手術手順をコンピュータ上でvirtual resectionできるようになった.その利点は,その患者の解剖の理解が深まること,何回か繰り返すことにより実際の手術がより的確かつ安全に行えることである.その結果,手術時間と出血量の減少,ひいては在院期間の短縮につながり,患者が受けるメリットは大きい.近年の肝臓外科は術中エコーの登場により飛躍的に進歩したが,コンピュータを駆使したsimulation surgeryの登場により,さらに飛躍的に系統的かつ解剖学的切除が可能になり,患者自身の解剖に即したtailor made手術を可能にすることができる時代に入ったといえよう.
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