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特集 外科が求める肝・胆道癌の術前画像
胆管癌の術前進展度診断と術式決定―外科の要求
Preoperative Image Diagnosis to Perform Precise Surgery Request From Surgeons
竜 崇正
1
,
趙 明浩
1
,
高山 亘
1
Munemasa RYU
1
,
kihiro CHO
1
,
Wataru TAKAYAMA
1
1千葉県立佐原病院外科
1Division of Surgery,Chiba Prefectural Sawara Hospital
キーワード:
胆管癌
,
術前診断
,
胆管造影
,
3Dイメージ
Keyword:
胆管癌
,
術前診断
,
胆管造影
,
3Dイメージ
pp.359-365
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100463
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要旨 胆管癌は胆管に沿った進展を来たすので,どこまで胆管に沿った進展をしているのか診断することが重要であり,胆管像の詳細な読影と,黄疸軽減処置前の造影CTが重要である.浸潤を受けた肝内胆管は直接胆管造影では描出されないので胆管造影CTが有用である.特に肝門部では肝門部に真っ先に合流する尾状葉胆管浸潤診断に不可欠である.また肝内胆管の立体的診断には3-Dイメージを再構築して診断する必要がある.血管浸潤の診断には血管造影と造影CTが有用であり,特に門脈再建が可能かの診断が切除適応決定に重要である.胆管癌の占居部位により診断すべき重要項目が異なってくるので占居部位別に進展度診断をして,その所見に応じた術式が術前に決定できるような診断が望まれる.
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