State of the Art
門脈内進展を伴った退形成性膵管癌の1例
中村 雅彦
1
,
堀口 祐爾
1
,
今井 英夫
1
,
坂本 宏司
1
,
鈴木 智博
1
,
上松 正尚
1
,
竹内 文康
1
,
徳田 敦
1
,
堀 理恵
1
,
中村 正克
1
,
神谷 芳雄
1
,
中野 浩
1
1藤田保健衛生大学消化器内科
pp.719-721
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100268
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患者 56歳,男性.
現病歴 2001年7月頃から心窩部痛および背部痛を認めたため,近医を受診.腹部超音波検査にて膵腫瘤を指摘され,精査加療目的で当科入院となった.入院時身体所見 眼瞼結膜に黄染および貧血は認めず,腹部に圧痛なし,腫瘤は触知しなかった.
入院時血液生化学検査所見 軽度の耐糖能異常を認めるが,それ以外には明らかな異常所見は認めなかった.腫瘍マーカーのCEAおよびCA19-9にも異常は認めなかった.
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