Japanese
English
特集 包括医療と肝胆膵画像―検査の流れはどう変わる?
胆道癌の効率的画像診断
Diagnostic Strategy in Biliary Carcinoma in New Era of Comprehensive Reimbursement System
平野 聡
1
,
齋藤 克憲
1
,
田中 栄一
1
,
原 敬志
1
,
近藤 哲
1
Satoshi HIRANO
1
,
Katsunori SAITOH
1
,
Eiichi TANAKA
1
,
Takashi HARA
1
,
Satoshi KONDO
1
1北海道大学大学院医学研究科癌診断治療学講座腫瘍外科
1Department of Surgical Oncology,Division of Cancer Medicine,Hokkaido University Graduate School of Medicine
キーワード:
診断群分類(diagnostic procedure combination:DPC)
,
包括医療制度
,
胆道癌
,
画像診断
Keyword:
診断群分類(diagnostic procedure combination:DPC)
,
包括医療制度
,
胆道癌
,
画像診断
pp.785-790
発行日 2004年11月15日
Published Date 2004/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100267
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要旨 現行のDPC(diagnostic procedure combination)による包括医療制度の対象となる胆道癌は胆囊癌では肝切除,膵頭十二指腸切除を必要としないもの,胆管癌では胆管切除や膵頭十二指腸切除のみで切除可能なものである.これら胆道癌のDPC包括制度下におけるコスト削減,入院日数の短縮化の方策は,外来においてCT,MRIなどの非侵襲検査を最大限活用し,入院後はERCを中心とした診断手技で症例ごとに経皮胆道ドレナージの必要性を評価することである.経皮胆道ドレナージが不要な症例は経乳頭的に減黄および進展度診断を行う.また,非黄疸例に対しては検査入院を利用して侵襲的検査による診断までを行い,手術入院時の検査を最小限にすることが可能である.
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