Japanese
English
特集 いま胆囊癌を見直す
胆囊癌診療の現状と問題点
The Latest Problems on Diagnosis and Surgery for the Gallbladder Cancer
渡辺 五朗
1
,
松田 正道
1
,
橋本 雅司
1
Goro WATANABE
1
,
Masamichi MATSUDA
1
,
Masaji HASHIMOTO
1
1虎の門病院消化器外科
1Department of Hepatobiliary Surgery in Toranomon Hospital
キーワード:
早期胆囊癌
,
表面型早期胆囊癌
,
早期類似ss胆囊癌
,
微小ss胆囊癌
Keyword:
早期胆囊癌
,
表面型早期胆囊癌
,
早期類似ss胆囊癌
,
微小ss胆囊癌
pp.155-161
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100137
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要旨 本邦は超音波検査のおかげで比較的早期の胆囊癌病変の経験を多く持ち,その画像の知識は最高レベルと言ってよい.しかし表面型早期癌や微小ss癌などについては症例も少なく十分に理解されていないようである.本稿ではこれらを中心に画像を概説した.さらに種々に提唱されている手術術式について,いろいろな点で反省期に入っていることを概観した.これらも比較的早期の病変が存在する理解がなくして,その成績の正しい検討は行えないことを指摘した.病巣の肉眼型,画像,浸潤深度の細分化,その分布状況など,予後との関連を加味した表現法が望まれる.
消化器画像2006 ; 8 : 155-161
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