State of the Art
膵頭部腫瘍との鑑別が困難であった後腹膜Castleman's diseaseの1例
小山 里香子
1
,
平良 淳一
1
,
今村 綱男
1
,
奥田 近夫
1
,
竹内 和男
1
1虎の門病院消化器内科
pp.604-608
発行日 2005年9月15日
Published Date 2005/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100064
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患者 36歳,女性.
主訴 なし(腹部腫瘤精査目的).
既往歴 特記事項なし.
家族歴 糖尿病(父).
社会歴 飲酒:ビール1 l/日×3日/週,喫煙:(-).
現病歴 8年前に風邪で近医受診した際,赤沈亢進あり,腹部CTで膵頭部腫大を指摘されたが精査を受けなかった.2004年7月腹部超音波(US)で再度精査を勧められ,10月精査目的に当科紹介入院となった.
入院時現症 身長:169.8 cm,体重:51.3 kg(BMI 17.8),血圧:104/62 mmHg.胸部に異常なく,腹部は平坦・軟で,肝・脾触知せず.
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