Japanese
English
特集 進行膵癌への挑戦
膵癌の術前後のstagingの対比―dynamic CT studyを中心に
Comparison Between Pre- and Post-staging of Pancreatic Cancer; Evaluation With Dynamic CT
松本 俊郎
1
,
森 宣
1
,
清末 一路
1
,
山田 康成
1
Toshiro MATSUMOTO
1
,
Hiromu MORI
1
,
Ichiro KIYOSUE
1
,
Yasunari YAMADA
1
1大分大学医学部腫瘍病態制御講座放射線医学
1Department of Radiology,Oita University
キーワード:
膵癌
,
staging
,
dynamic CT
Keyword:
膵癌
,
staging
,
dynamic CT
pp.617-626
発行日 2005年9月15日
Published Date 2005/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100056
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要旨 膵癌の術前のstaging評価は近年の画像診断の進歩に伴い,かなり正確なものとなっている.特にsingle helical CTの時代に普及したdynamic CTは現在のMDCTの時代を迎え,その優れた時間分解能と空間分解能の特長により,膵癌のstaging診断の精度をさらに向上させている.また,冠状断や矢状断,あるいは門脈系や膵管の走行にあわせた断面像も,MDCTが有する高い等方性容積データにより従来の軸位像と比べ見劣りしないレベルの画像を提供してきており,正確な膵癌の進展度診断に大きく貢献している.
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