特集 Common diseaseは神経学の主戦場である—revisited
扉
pp.893
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416202704
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(脳)神経内科医は変性疾患や希少疾患だけでなく,common diseaseをもっと診るべきである。このスローガンが本当に実践されているのか,うまく機能していないとすればどこに問題があるのかを議論するべく,2013年9月号に「Common diseaseは神経学の主戦場である—現状と展望」という特集を組んだ。それから10年以上が経過し,この問題を再考するときが来た。この期間中に状況はどう変わったのか。「神経内科」から「脳神経内科」への名称変更は社会にどのような影響を与えているか。われわれは頭痛やしびれ,認知症のゲートキーパーになり得ているのか。冒頭の鼎談ではこれらのテーマについて議論を行い,続く各論では著者の主観を交えた見解を述べていただいた。脳神経内科医として「神経学の主戦場」でどう戦うか。自身の役割と歩むべき道について考えたい。
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