特集 多系統萎縮症の新診断基準とこれからの診療
扉
pp.99
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416202288
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多系統萎縮症の診断は,2008年に発表されたGilman分類second consensus statementを用いて行われてきた。しかしその後の研究の進歩により,正確さや早期診断の感度における課題が明らかになり,2022年に新たな診断基準であるThe Movement Disorder Society Criteria for the Diagnosis of Multiple System Atrophyが提示された。本特集ではGilman分類の問題点を総括するとともに,本邦から新診断基準の作成に参画した委員による解説を含め,新診断基準のねらいや使用にあたっての留意点を示す。さらに日常診療や臨床試験における活用法,疾患修飾療法開発の展望について学ぶことを目的とする。
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