特集 パーキンソン病診療の現在地—200年の変遷と新規治療
【鼎談】パーキンソン病の過去・現在・未来
水野 美邦
1
,
武田 篤
2
,
神田 隆
3
1順天堂大学
2国立病院機構仙台西多賀病院
3山口大学大学院
pp.839-846
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201364
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神田 ジェームズ・パーキンソン(James Parkinson;1755-1824)の原著1)から202年,シャルコー(Jean-Martin Charcot;1825-1893)2)がパーキンソン病(Parkinson's disease:PD)という疾患名を提唱してから130年余りが経過しました。神経変性疾患の中では有効な治療手段のある,唯一に近い疾患であることは間違いありません。しかし,いまなお診断・治療を含むさまざまな局面で多くの問題点を抱えている疾患であると,私は思います。
本日は,水野美邦先生と武田 篤先生という,日本を代表するPDの大家であるお二方をお迎えしました。PDにまつわるさまざまな問題点を,過去,現在,未来という切り口でお話しいただきたいと思います。
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