学会印象記
Neuroscience 2016—The 46th Annual Meeting of the Society for Neuroscience(2016年11月12〜16日,サンディエゴ)
川合 隆嗣
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1筑波大学医学医療系生命医科学域
pp.493-495
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200770
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2016年11月12〜16日に米国のサンディエゴで開催された北米神経科学大会(Neuroscience 2016)に参加しました。この大会は,神経科学分野では世界最大規模を誇る学会である北米神経科学学会(Society for Neuroscience)の第46回目の年次大会です。私は今回でかれこれ4度目の参加になるのですが,毎年会場の広さと参加している研究者の数に驚かされます。今年は日本を含む世界80以上の国から30,000人以上が参加したそうです。同じく2016年に横浜で開催された第39回日本神経科学大会の参加者が3,000人強だったそうですから,いかに大きな大会であるか想像していただけるかと思います。
さて,今回の開催地サンディエゴは全米屈指のリゾート地として知られています。場所は米国西海岸,カリフォルニア州の南端にあります。玄関口のサンディエゴ国際空港へは成田空港から直行便で行くことができます。サンディエゴは流石にリゾート地というだけあって,非常に快適に滞在できました。まず気候がとても温暖でした。日本から出発するとき,私が住んでいる茨城県つくば市は寒かったので厚着のまま飛行機に乗り込んだのですが,サンディエゴに着いたら半袖でも問題ありませんでした。11月でしたが,日中は暑いくらいです。驚いたことに,プールや海で泳いでいる方もいました。ただ,暑いとは言っても,日本でしばしば経験するような例のじめ〜っとした感じは一切ないため不快感はありません。夜も長袖で十分で,とにかく過ごしやすいのが印象的でした。
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