学会印象記
The 6th Annual Meeting of the Society for the Neurobiology of Language (SNL) 2014(2014年8月27〜29日,アムステルダム)
山本 香弥子
1
,
酒井 邦嘉
1
1東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系
pp.1522-1523
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416200070
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2014年8月27〜29日にオランダのアムステルダムで開催されたThe 6th Annual Meeting of the Society for the Neurobiology of Language (SNL) 2014に参加しました。SNLはアメリカ国立衛生研究所(NIH)の出資により2010年に誕生した学会で,言語の神経生物学的な基盤の理解を促進することを目的としています。特に分野横断的な議論を深めるために,年次大会では領域の異なる関連分野からの基調講演を行うなどの工夫がなされています。
年次大会は北米とヨーロッパで交互に開催されていますが,今年も500人以上の参加者が一堂に会しました。8月末のアムステルダムは涼しくて過ごしやすく,また時差が7時間あるものの現地の早朝が日本のお昼くらいに相当しますので,朝からのセッションでもすっきりとした頭で参加できたように思います。会場はアムステルダム中央駅にほど近い旧証券取引所(Beurs van Berlage)で,交通の便がよいことに加え,周囲に運河があることから学会主催のボートツアーが開催されるなど,研究者同士が交流を深めるのに適した開催場でした。
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