増大特集 Antibody Update
扉
pp.320-321
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101456
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特集の意図
本特集は現時点での神経筋疾患における自己抗体の位置づけを概観することを目的とした。これらの自己抗体が神経系のいかなる分子を標的にしているのか,その病的意義は何なのか,受動免疫によって病気の移入ができるのか,あるいは単なる疾患マーカーとしての位置づけであるのか,その抗体の除去は疾患の進展抑止・根本的治療に直結すると考えるのかなど,自己抗体の持つ多様な意義についてそれぞれの疾患のエキスパートに執筆いただいた。さらに,自己抗体が拓く治療への道という新たな視点から,アルツハイマー病におけるアミロイド抗体療法,各種変性疾患に対する抗体療法の現況についての項目も加えた。神経疾患の自己抗体研究にいま何が起こっているのか,余すところなくお届けする。
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