特集 血液脳関門研究の進歩
扉
pp.115
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101409
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
特集の意図
血液脳関門の「発見」から100年。分子生物学を中心に研究は進み,中枢神経を保護する単なるバリアーシステムではなく,より高度な機能を有するインターフェースであることが明らかになってきた。脳にとって不要な物質をただブロックするのではなく,進入しようとする物質の要不要を瞬時に判断し,取り込み・排泄を行っている。また,中枢神経内の免疫制御の中心となる臓器でもある。血液脳関門研究は神経疾患の新規治療薬の開発の鍵となる分野だけに,神経疾患の研究,治療に携わる多くの方に読んでいただきたい。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.