糖尿病患者の口腔健康管理 はじめの一歩・1【新連載】
聞く・見る・送る—患者さんのお口のサインを見逃さないために
髙野 直久
1,2
1(公社)日本歯科医師会
2高野歯科医院
pp.69-71
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415200591
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国レベルでの医療連携—糖尿病性腎症重症化予防の取り組み
糖尿病性腎症重症化予防の取り組みを全国的に広げていくために,各自治体,郡市医師会が協働・連携できる体制の整備が必要であり,そのためには,都道府県レベルで,県庁などが県医師会と協力して重症化予防プログラムを作成し,県内の市町村に広げる取り組みを進めることが効果的であるとされています.そのような取り組みを国レベルでも支援する観点から,国レベルで糖尿病性腎症重症化予防プログラムを策定するために,「厚労省・日本医師会・日本糖尿病対策推進会議」の三者としての構成員である,塩崎恭久厚生労働大臣をはじめ,日本医師会 横倉義武会長(糖尿病対策推進会議会長兼任),日本糖尿病対策推進会議からは,門脇孝副会長(日本糖尿病学会理事長),清野裕副会長(日本糖尿病協会理事長),堀憲郎副会長(日本歯科医師会会長),ならびに今村聡副会長(日本医師会副会長)が一堂に会して,連携協力協定を2016年3月24日に締結しています.
これは始まりであって,各地域での医療連携が進むことが望まれています.
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