連載 在宅ケア もっとやさしく,もっと自由に!・17
友を送って
秋山 正子
1
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
pp.138-139
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101795
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年末も押し迫った12月21日、同期生のAさんが緩和ケア病棟で亡くなりました。享年59歳。昨年10月に開催された同期会の折には療養中であり、かなり状態も悪くなっていたのですが、本人が皆には言わないでほしいということでしたので、病状を知っているのは私だけでした。
彼女の専門は「情報危機管理」。50歳を過ぎてから大学院で学び直して博士号をとり、国際学会で活躍するまでになっていました。ところが一昨年11月に病気がわかり、すでに転移もあり、手術は無理であると告げられ、その後は抗がん剤の治療を続けていました。
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