Japanese
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Perspective◆展望
糖尿病医療連携に必要なものは何か
What is necessary for the net work of diabetes health care?
大久保 雅通
1
1内科(糖尿病)久安医院
pp.553
発行日 2013年9月15日
Published Date 2013/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101587
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糖尿病の医療連携に関して,本誌では第5巻6号(2007年11月)において,“医療連携の新ルール”と題する特集を組んだ.ここでは開業医,地方都市中核病院,大都市中核病院という切り口で,富山,神奈川,泉大津,東京城南の実例が掲載されている.
現在,各地域の実情に合わせて,さまざまな連携が行われているが,その多くは1,2カ所の中核病院(専門医)と,周辺の開業医(主として非専門医)の連携である.この状況は,2007年当時と大きな変化がないように感じられる.このようなclosed,あるいはsemi-closedなモデルの課題は,連携がその医療圏を超えて広がりをみせることが難しい点であろう.また,ともすれば患者情報をIT化することで,連携の多くの部分が達成されたと思いがちになるが,ITを活用して何をするかを考えることがより重要である.
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