特集 Brush Up! CDE 症例から考える糖尿病療養指導
Ⅶそのほか
生活の中で血糖自己測定(SMBG)を活用する
金井 千晴
1
1東京歯科大学市川総合病院 看護部
キーワード:
①血糖自己測定(SMBG)
,
②血糖パターン
,
③血糖変動要因
,
④血糖値のフィードバック
,
⑤生活者
Keyword:
①血糖自己測定(SMBG)
,
②血糖パターン
,
③血糖変動要因
,
④血糖値のフィードバック
,
⑤生活者
pp.263-266
発行日 2012年3月31日
Published Date 2012/3/31
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101344
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症例 50歳代 女性 2型糖尿病
主婦.身長154.0cm,体重59kg.
血糖コントロール不良のため,他院から紹介され来院.当院初診時HbA1c(JDS)7.8%.
ノボラピッド®30Mix朝8単位,夕6単位+メトグルコ®3錠/日使用中.1日2回のSMBGを毎日欠かさず行い,血糖値は朝食前130~200mg/dL,夕食前100~240mg/dL.1,600kcalの指示で,「ご飯は軽く1膳にしており,食べ過ぎないように気をつけている」と自己申告.週1,2回は昼に外食しており,主にファミリーレストランでパスタなど洋食系メニューを注文.午後に煎餅やクッキーなど間食習慣あり,「ちょっとだけしか食べてない」との認識.運動習慣はなく,普段は買い物程度の歩行量.買い物に行かない日は2,000歩未満.たまに夫と外出すると1万歩近く歩くが,疲労感が強く残るため翌日はほとんど室内で過ごし動かない.
もっと良くなりたいと思っており,インスリン注射や服薬は指示通り実施しているが,HbA1c(JDS)は8%前後で推移している.
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