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特集 患者満足度を高める糖尿病診療
第1部 外来で患者満足度を高める
食事指導
食事は治療の基礎―頭で考えて食事をする
Diabetics should be fully conscious of their meals
加藤 則子
1
,
加藤 光敏
1
1加藤内科クリニック
キーワード:
食事療法
,
血糖モニタリング
,
食事調査
,
食品構成
,
食物繊維
Keyword:
食事療法
,
血糖モニタリング
,
食事調査
,
食品構成
,
食物繊維
pp.134-135
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100643
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- Abstract 文献概要
お腹が空くから食べるのではない
食事は治療の基礎.どうして食事で血糖が上がるのか,どうすれば良くなるかを個々の患者さんにあわせ指導.
外来指導の実際
□患者説明に使うフレーズ
誰でも食物を食べれば血糖が上がります.しかし糖尿病があると血糖が異常に上がりやすく,下がりにくいのです.原因の一つは血糖を下げるインスリンの出が悪いのです.または効きが悪いことがあげられます.したがって血糖が上がりすぎるのです.一度にたくさん食べればさらに上がります.だから1日3回に分けて食べたほうが良いのです.少しでも血糖の高い山を小さくするのが賢い食べ方です(Tips 1).
□賢い食事の取り方を考えてもらうには,血糖上昇の仕組みの理解が必要
患者さんによって理解度が異なるのは当然ですが,食べ物を吸収して血糖が上昇するまでの具体的なイメージを患者さんの頭に植え付けましょう(本号146頁の血糖変化グラフ参照).
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