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糖尿病の進行における異なるステージにある典型的な3症例
Case 1
一般的には正常と判定されてしまうがインスリン抵抗性をみる肥満例
38歳男性全身倦怠で近医を受診,随時血糖236 mg/dLだったとのことで,当院紹介となる.20歳頃の体重58 kg,過去最大体重:現在が最大.
家族歴では叔母が2型糖尿病.初診時169.3 cm,90.6 kg(BMI 31.6),体脂肪率30.7%,推定脂肪量27.8 kg, ウエスト(W)95 cm,ヒップ(H)95 cm.W/H=1.0(Box1)
Case 2
HbA1C 5.6%だがほとんど2型糖尿病といえる肥満症例
40歳女性,家族歴は特になし.40歳節目検診にて,空腹時血糖117 mg/dL,HbA1C 5.9%と異常を指摘され来院.また血圧は正常高値のレベルであった.20歳頃の体重60 kg,過去最大体重97.9 kg(40歳頃),初診時162.3 cm,95.8 kg(BMI 36.4),体脂肪率46.1%,推定脂肪量44.2 kg,W 104 cm, H 112 cm,W/H=0.93.異常を指摘された2カ月後に来院した時の当院検査データはBox 2の通り.
Case 3
インスリン分泌も低下している2型糖尿病症例
45歳男性.5年前健診にて糖尿病の疑いと言われていたが健診の度に徐々にHbA1Cが上昇し来院した.20歳頃の体重62 kg,過去最大体重72 kg(40歳)家族歴は両親が高血圧.初診時172.7 cm,67.2 kg(BMI 22.5),体脂肪率23.2%,推定脂肪量15.6 kg,W 84 cm,H 91 cm.W/H=0.92(Box3)
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