増大号 糖尿病のすべて。 検査データに基づいた診療のポイント
3章 糖尿病診療における臨床検査
インスリン(IRI)
木村 孝穂
1,2,3
1群馬大学健康支援総合センター
2群馬大学大学院食健康科学研究科
3群馬大学医学部附属病院検査部
キーワード:
インスリン
,
IRI
,
インスリン分泌能
,
インスリン抵抗性
,
糖尿病
,
メタボリック症候群
Keyword:
インスリン
,
IRI
,
インスリン分泌能
,
インスリン抵抗性
,
糖尿病
,
メタボリック症候群
pp.170-173
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110540020170
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インスリン
インスリンとは,膵ランゲルハンス島β細胞(以下,膵β細胞)内で前駆体として生成されたプロインスリンからプロテアーゼによってインスリンと等モルのCペプチド(CPR)に切り出されたものである.グルコースやインクレチンなどの分泌刺激によって膵β細胞から分泌される.インスリンの大部分は肝臓と腎臓で不活化され,血中半減期は3〜5分と短時間である.腎糸球体で濾過されたインスリンは近位尿細管で再吸収され,ほとんど尿中に排泄されない.CPRは血中半減期がインスリンの3〜4倍で,ほとんどが代謝されずに尿中に排泄されるため,内因性インスリン分泌の指標となる.

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