特集 ここまで進んだ自己管理
患者の立場から―血液透析と腹膜透析を経験して
M. I.
pp.957-958
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903123
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山に憧れて,スポーツは山登り一色の生活をしていました.春は新緑の秩父へ,そして夏は……,秋は……,冬は谷川岳という一年でしたが,健康診断で,「貴方は,いつ(?)死んでもいい状態ですよ」と医師から告げられた時,何を言われたかわかりませんでした.もう一度聞きなおしましたが,同じ言葉が返ってきたのです.
その時から,23年を経た現在,病気が見つかった時から,いつの日かは,透析をする時がくるだろうと,思っていました.そうして,透析を導入しなければいけない時期になったので,心構えの準備を,と先生から伝えられました.その時は,人工透析はどういうふうに行うのか見当もつきませんでした.先生から,「貴方なら腹膜透析ができますから,どうですか」と言われましたが,わかりませんでした.
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