JIM臨床画像コレクション
川崎病急性期の眼症状
薗部 友良
1
1日赤医療センター第3小児科
pp.951
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901984
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川崎病は1967年川崎富作により発表され,世界で認められた数少ない日本人の名前のついた重要な疾患である.彼の日ごろからの詳細な臨床観察が新疾患の発見につながった.原因不明のこの疾患は現在でも臨床観察により診断がつけられ,臨床の基本は詳細な観察であることを教えてくれるものである.彼はこの写真のような所見を記載した際に,「両側球結膜血管が拡張して,一本一本がはっきりみえる.毛様充血ではなく,眼脂もない」としており,決して簡単に「結膜炎」とはしなかった.
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