特集 こどもを上手にみるための15カ条
Key Articles
柳川 幸重
1
1帝京大学小児科学教室
pp.1006
発行日 1996年11月15日
Published Date 1996/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902008
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幸いにして,日常診療の現場で遭遇する病気のこども大部分は,ほとんど「自然」に治ってしまうことが多い.そのためか漠然と,「こどもは放っておけば自然に治る」と感じている先生方も多いのではないだろうか.幸か不幸か,この感じはある程度までは本当である.ただ,「放っておけば自然に治るはず」のこどもたちに混ざって,放っておくと大変なことになってしまうこどもたちが必ず存在する.それを拾い上げ,適切に対応できるかどうかが,その医師の小児をみるための技量・能力といえる.内科も小児科もみなくてはならない医師が,忙しい外来の途中,後でチェックするのによいと思う本を選んでみた.
1.塙 嘉之,他(編).今日の小児治療指針,第10版,医学書院,1993
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